炉中火
炉中火命
定義
炉中火は六十甲子の納音の一つで、丙寅・丁卯の二柱に対応します。炉中火はかまどの中の炎を象徴し、火と薪がそろっており、火力は旺盛ですが、かまどの中という制約を受けます。『三命通会』によれば、炉中火は「木なくしては燃えず」、大林木・松柏木を薪として喜び、大海水の克滅を畏れます。納音自体は五行象数モデルであり、典籍はこれに人格・職業・吉凶を付与しません。
探し方
生まれ年の干支が丙寅または丁卯である人は、納音はともに炉中火です。丙寅(陽干陽支)と丁卯(陰干陰支)は干支組み合わせ自体の陰陽であり、納音自体に独立した陰陽属性はありません。
属性
element火
nayin炉中火
stems丙寅、丁卯
関連の組み合わせ
炉中火が海中金を鍛える
『三命通会』に「金に見るや木の生を得てのみこれを鍛うるを得、さもなくば火は金に耗さる」とあり、炉中火は木の助けがなければ逆に金に消耗されるだけで「器を鍛える」吉象はない。また海中金を单独の鍛造対象とはしない
炉中火が木に逢う
『三命通会』に「大林・松柏を喜ぶ」とあり、木が火勢を助ける生剋関係を述べたもの。具体的吉凶は木の多少・火の旺衰・全局の配合を観るべきであり、典籍は「事業成功」などの人事断語を付与しない
炉中火が水に逢う
『三命通会』に「水に見れば滅す、ただ癸亥をもっとも忌む」とあり、確かに凶。具体的応事は全局の配合を総合して判断すべき
実例解説
丙寅年生まれの人は納音炉中火。命式の吉凶は日主・月令・格局・用神を総合して判断すべきであり、納音は象数の参考とする。